三菱自動車のSmartからiPhoneスマートパンツまで、なんでもスマートですが、電力危機をキッカケにスマートグリッドやスマートシティから始まったように記憶してます。

スマートとは、賢いという意味なのですが、スマートメーターは、まったく賢くない事態になっています。

スマートメーター概念図

◆スマートメーターとは?

電力メーターとか、単にメーターを言っている電力量メーターを賢くしたのがスマートメーターです。

わざわざメーターを見なくても自動的に計測し、それをリアルタイム(現在は30分)にし、電力不足の時には自動的に節電に協力してもらうためにメーターへ指示をして電力使用量をコントロールすることが目的です。

そうであればBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)や家庭(ホーム)のHEMSにも対応できたらいいね! 規格を統一して電力会社独占ではなく、電力小売り自由化になったら新電力(PPS)も使えるようにするべきだ! 新電力と協力してスマホから帰宅前にエアコンのスイッチを入れるとか、ビデオ予約もできるようにしよう!

こうなるとメーターではなく情報通信機器です。
欧米の送電線は、日本のように発電所から一方通行で送るのではなく、インターネットと同じように双方向のメッシュ状になっており、それをコントロールする必要からスマートメーター、つまり情報通信機器となってます。

◆スマートメーターの規格がバラバラで統一できなかったら?
スマートメーター機器もソフトも別々に開発、製造する必要があります。無駄ですね。
また、規格が違うと10電力会社それぞれサービスが違ってきて混乱します。例えば、ソフトバンクが日本全国繋がる「ホワイト(エネルギー)プラン」を展開しようとしても、日本全国が繋がらないのであれば投資しませんよね。

インターネットは通信規格が世界中で統一されているので、世界中の人と繋がることができます。これでは日本のガラパゴスでどころか、電力会社内でのガラパゴスになってしまいます。

◆なぜスマートメーターの規格統一できないのか?
それは、地域独占企業の電力会社が勝手に決めているからです。

(2013/5/2)東京電力の決定で全国へ拡大、スマートメーターのシステム開発 – スマートジャパン http://bit.ly/18skdyQ

こんなニュースが流れたかと思ったら、実は各電力会社は聞いて聞かぬふりで、

「5月28日。都内の某電力会社の支社に集められた約10人の間に深い沈黙が漂っていた。東京電力が5月1日に決めた次世代電力計「スマートメーター」の通信システムについての説明会・・・」引用元: スマートメーター導入で反発 経産が狙う東電仕様“標準化”|inside|ダイヤモンド・オンライン.

電力会社は経産省主導されたくなく、経産省は何と進めようと、
(2013/9/11)スマートメーター導入前倒し 経産省、電力会社に促す
http://s.nikkei.com/19ZZ0zw

しかし、
(2013/9/13)スマートメーターの導入を急ぐ政府、仕様を統一しない電力会社 http://bit.ly/17GhGUJ

つまり経産省の指導に従わないというか、従って統一して小売り自由化になったら電力会社は地域独占していた利益がなくなると考えていて、スマートメーターを参入障壁にしたい電力会社と、早急に導入して力を誇示したい経産省のせめぎ合いというところのようです。

電力会社にとっては低圧部門(店舗、小企業、一般家庭)の利益が大きく、そこを死守したいのは当然ですね。

しかし、自由競争にさらされた国鉄(JR)は民営化されて、一時期は苦しかったと思いますが、運送業以外の収益も加わりみごとに復活です。電電公社(NTT)が独占だったらソフトバンクもなく、インターネットで世界と繋がるのが遅れたでしょう。

どうぞ規格統一、自由化して新しいビジネスも初めてください! 海外へも進出してください。もっと発展するチャンスです!狭い地域で決められた仕事だけじゃなく、新しいビジネスも始めて、どんどん外へ進出してください。国民はだれも文句を言わないどころか応援すると思います。狭い日本の特定地域の特権を守るのではなく、もっと広く、もっと未来を考えて欲しいと、私は思います。

著作:辻川英章

 

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